kunji5522’s diary

原田君事の俳優になったきっかけから俳優業18年の思い出

夢、芸能界(3)

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大映京都のフレッシュフエ-スの試験に落ち、やっぱり俺には才能がないんだと落ち込んでいた時、テレビで畠山みどりさんの歌を放送していました。”恋をしましょう 恋をして・・・” 畠山みどりさんのデビュ-曲「恋は神代の昔から」です。袴をはいた女流浪曲師の衣裳姿がカッコいいんです、もちろん歌も最高!。単細胞の原田君事は、後援会に入会し神戸、大阪で追っかけをしていました。本当にどうしようも無い男です、親父さんも頭の痛い事だったでしょう。何ヶ月かして、関西の後援会の集いが神戸の有馬温泉で行われ、各地区から10人ずつ選出して、のど自慢大会がありました。学芸会の劇しか演じた事の無い私。芝居もダメなら歌なんてモットダメ!鼻歌しか歌ったことがないんだから、ところが神戸地区選出の一人として出場する事になってしまった。逃げる訳にもいかず腹を決めて歌いました、「女侠一代」”やってやれないことはない・・・”九州の女侠客、どてら婆さんをモデルにした曲です。ところが思いがけず入選してしまったんです。ましてや、畠山みどりさんから「上手でしたよ!」とお世辞を言われ、もうだめ!!歌の勉強をしようと思い立った。というのも、神戸地区から一緒に出場した夕星歌謡学院(杉良太郎さんを育てた学校)で習っていた女の子が入選しなかったのに「俺は入選した!」んです。