kunji5522’s diary

原田君事の俳優になったきっかけから俳優業18年の思い出

映画『赤穂城断絶』

映画『柳生一族の陰謀』を大ヒットさせた深作欣二監督が撮る忠臣蔵は今までの常識を打ち破るような奇抜な忠臣蔵になると予想していましたが、完成した映画『赤穂城断絶』を観たところ意外なほど定石通りに撮られた印象でした。噂では深作監督と大石内蔵助を演じた萬屋錦之介さんの間で意見が合わず、監督が撮りたかった忠臣蔵にはならなかったと聞きました。15年後に再び忠臣蔵を題材した映画『忠臣蔵外伝/四谷怪談』を深作監督は松竹で撮っているんで『赤穂城断絶』のときに納得のいかない思いが残っていたんではないかと勝手に想像してしまいます。丹波さんの役は江戸幕府五代将軍徳川綱吉側用人柳沢吉保で、私が言うのはおこがましいが、いつもの丹波さんらしい安定感のある演技をされています。私の役は上杉家の家老千坂兵部の部下で本所松坂町にある吉良上野介の屋敷に護衛のため詰めている大須賀治郎右衛門です。ラストの大石内蔵助率いる赤穂浪士の討ち入りシ-ンでは私は納戸の中で身を縮めて、さらに自分の周りを女中たち6~7名に囲ませて存在が判らないように隠れているんですが、見つかって斬られてしまいます。電子書籍パブ-より出版しました映画『八甲田山』のふんどし男75を期間限定、無料でダウンロ-ドが出来るようにしてますので、まだの人は読んでみて下さい。(原田君事よりお願い!)