kunji5522’s diary

原田君事の俳優になったきっかけから俳優業18年の思い出

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

松方弘樹さんを偲んで

映画『恐喝こそわが人生』監督/深作欣二 出演/松方弘樹 丹波哲郎 佐藤友美 室田日出男 1968年公開 松竹。 私が松竹大船撮影所の俳優部に入って2年目の仕事です。当時、松竹映画は人情喜劇が多かったんですが、『仁義なき戦い』『赤穂城断絶』で有名な、東映…

左とん平さんを偲んで

今日、左とん平さんが亡くなられた事を知り、お悔やみの気持ちを込めて一度だけですが仕事を御一緒させていただいた時の事を書いてみます。映画『喜劇・黄綬褒章』監督/井上和男 出演/森繁久彌、黒沢年男、市原悦子、大原麗子、1973年公開 東宝。各家庭…

精神(こころ)の法則

今日は、最近弛んでいる自分に気合を入れるため初心に戻ってみる。人生の優勝劣敗を決定づける精神の法則がある。人間のからだも、この法則に支配されている。絶妙にして偉大な精神の法則がある。「精神の第一法則」思い込む事は必ず実現する!。「精神の第…

池部良さんの付き人をして

さむらいプロダクションに所属しましたが、初の仕事でNGを連発し社長に叱られ最初から勉強のやりなおしということで、池部良さんという大スタ-さんの付き人をすることになりました。作品は鶴田浩二さん主演の『日本暴力団 組長くずれ』です。横浜が舞台に…

映画『人間革命』(4)

私の役は四条金吾、有名な竜の口の法難のシ-ンで日蓮大聖人が今まさに処刑されようとするのを処刑場の外から見ているんですが、舛田利雄監督から「原田、涙を流しながら南無妙法蓮華経とお題目をあげてくれ」と声が掛かります。自慢じゃないが私の演技力で…

映画『八甲田山』のふんどし男75

電子書籍パブ-で出版しました”映画『八甲田山』のふんどし男”の方もよろしく!。

映画『人間革命』(3)

映画『人間革命』は宗教団体創価学会の二代目会長である戸田城聖先生の生涯と学会の歴史が描かれていて創価学会系のシナノ企画と東宝が共同制作した大作です。丹波さんが演じたのは主人公の戸田城聖先生です。牢獄に入れられて苦悩して悟りを開くシ-ンや座…

映画『人間革命』(2)

映画『人間革命』監督/舛田利雄 出演/丹波哲郎 芦田伸介 新珠三千代 仲代達矢 渡哲也 黒沢年男 原作/池田大作 脚本/橋本忍 1973年公開 シナノ企画・東宝映像 スナック「なでしこ」でアルバイトを始めて半年くらい経った時のことです。店へ丹波プロの企画プロ…

映画『人間革命』(1)

さむらいプロダクションに所属していた頃は、大半が丹波哲郎さんの出演する作品に抱き合わせで出演させてもらっていたのが、俳優・丹波哲郎の個人事務所「丹波プロダクション」を創設。丹波さんはさむらいプロダクションを退きましたので、丹波さんとの抱き…

夢、芸能界(6)

安藤昇さんといえば渋谷の安藤組組長。もちろんホンモノです。安藤組解散後の1965年に自叙伝を映画化した松竹映画『血と掟』に本人として出演されて映画俳優に転向、私も映画館で観ました。その安藤さんを脅かす穂積隆信さんの用心棒役が駆け出の私なんです…

夢、芸能界(5)

テレビ初出演を果し気を良くした原田君事としては、同じく毎日放送の「明色ものまね歌合戦」や、ロイ・ジェ-ムズさん司会の「象印歌のタイトルマッチ」にも10人抜きの挑戦者として出場しました。憧れの石原裕次郎さんの歌を熱唱したんですが残念ながら見事…

夢、芸能界(4)

諦めた夢、芸能界が蘇ってきました。俳優がダメなら歌手の道があるぜ!その、一緒に出場した彼女に夕星歌謡学院の先生を紹介して貰いました。先生に3曲歌を聴いて貰って、「小学校の時から、音楽の成績は真ん中より下で友達には音痴だと言われていたんですが…