kunji5522’s diary

原田君事の俳優になったきっかけから俳優業18年の思い出

映画『人間革命』(3)

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映画『人間革命』は宗教団体創価学会の二代目会長である戸田城聖先生の生涯と学会の歴史が描かれていて創価学会系のシナノ企画東宝が共同制作した大作です。丹波さんが演じたのは主人公の戸田城聖先生です。牢獄に入れられて苦悩して悟りを開くシ-ンや座談会シ-ンでの説得力ある講話など、私は戸田城聖先生に会った事がないので想像で書いていますが、まるで丹波さんに実際の戸田城聖という人が乗り移ったんではないかと感じさせるようなすごい演技です。付き人として出向いた私でしたが、丹波プロの小林マネ-ジャ-は私のために日蓮大聖人の在家の信徒の中心的存在である四条金吾頼基の役を用意してくれていました。1958年年公開の大映映画『日蓮と蒙古大襲来』での四条金吾勝新太郎さんが演じたくらい重要な役どころです。ちなみに、そのときの日蓮大聖人役は長谷川一夫さんでした。映画『人間革命』の中で日蓮大聖人が斬首されそうになる有名な竜の口の法難のシ-ンで仲代達矢さん演じる大聖人が乗っている馬のくつわを持って泣きながらお供する侍が私です。四条金吾は大聖人が斬首されてしまったらあとを追って自決する覚悟でお供として鎌倉の外れにある竜の口に臨むんですが、光の奇蹟が起こって処刑の執行はなくなります。映画『人間革命』に参加するまでの私は創価学会のことも日蓮大聖人のことも、四条金吾のことも何も知りませんでしたので、学会の方が用意してくださった四条金吾に関する小冊子で自分の役柄を勉強しました。